【短編】クールな幼なじみと紡ぐロマン
「そんな風に結構メチャクチャだけどさ、ストーリーは面白いと思ったよ」
「え?」
優しい表情と同じ優しい声で、私の初めての小説をほめてくれる玲衣くん。
「普通の恋愛小説だと思ったらヒーローが実はアンドロイドとか。ちゃんとそれっぽい描写中盤にも入れて伏線張ってたし、だから最後まで面白く読めたよ」
「面白く、読めた?」
伏線はよく分からないけど、はじめて私の作品を面白いって言ってもらえた。
ダメ出しの方が多いけれど、面白いって感想を直接もらえた。
はじめてラブボタンをもらえたとき以上に、うれしいって思った。
「よ、良かったぁ……うっううぅ……」
あまりにもうれしくて涙があふれてくる。
「ちょっ!? ああ、もう。莉緒は昔から泣き虫だよな」
とつぜん泣き出した私におどろいた玲衣くんだけど、すぐに仕方ないなって感じで頭をなでてくれる。
「ふっ……玲衣くんはそうやって泣いてる私をなぐさめてくれるよね、昔から」
涙をぬぐって昔を思い出しながら話した。
すると玲衣くんは少し私から目をそらして人さし指でほほをかく。
「え?」
優しい表情と同じ優しい声で、私の初めての小説をほめてくれる玲衣くん。
「普通の恋愛小説だと思ったらヒーローが実はアンドロイドとか。ちゃんとそれっぽい描写中盤にも入れて伏線張ってたし、だから最後まで面白く読めたよ」
「面白く、読めた?」
伏線はよく分からないけど、はじめて私の作品を面白いって言ってもらえた。
ダメ出しの方が多いけれど、面白いって感想を直接もらえた。
はじめてラブボタンをもらえたとき以上に、うれしいって思った。
「よ、良かったぁ……うっううぅ……」
あまりにもうれしくて涙があふれてくる。
「ちょっ!? ああ、もう。莉緒は昔から泣き虫だよな」
とつぜん泣き出した私におどろいた玲衣くんだけど、すぐに仕方ないなって感じで頭をなでてくれる。
「ふっ……玲衣くんはそうやって泣いてる私をなぐさめてくれるよね、昔から」
涙をぬぐって昔を思い出しながら話した。
すると玲衣くんは少し私から目をそらして人さし指でほほをかく。