【短編】クールな幼なじみと紡ぐロマン
「うん、実は一週間前に連絡来てたんだ。でも公表しないでくださいって書いてあったから、玲衣くんにも言っていいのかどうかわからなくて……」
だまっててごめんね、って謝ると。
「そんなのどうだっていいよ。とにかくすごい! 特別賞おめでとう、莉緒!」
「わっ!」
お祝いの言葉といっしょに玲衣くんが抱き着いて来た。
とつぜんのことにおどろいたけれど、すぐに顔が真っ赤になるくらい体温が上がる。
好きな人に抱きしめられるのはうれしいけれど、心臓が持ちそうにないくらい鼓動が一気に早まった。
「あ、の! ちょっ、一回はなれて!」
ドキドキしすぎて死んじゃう!
「あっ……わ、悪い。ついうれしくて」
はなれてもらったけれど、まだ余韻が残ってる感じで胸の鼓動が早い。
「……」
「……」
しかもお互いなんだか無言になっちゃって、なおさらはずかしい。
ドキドキがちょっとおさまってきて、なんて話そうかと思っていたら玲衣くんの方から話してくれた。
「その……とにかくおめでとう。ずっと莉緒の小説読んでアドバイスしてきたからさ、俺も自分のことのようにうれしい」
「ありがとう。玲衣くんに手伝ってもらったおかげできっと一人で書くよりも早く上達出来たんだ。玲衣くんにそう言ってもらえて、私もうれしい」
鼓動も落ち着いて、笑いあった私たちは座ってゆっくり話しはじめた。
だまっててごめんね、って謝ると。
「そんなのどうだっていいよ。とにかくすごい! 特別賞おめでとう、莉緒!」
「わっ!」
お祝いの言葉といっしょに玲衣くんが抱き着いて来た。
とつぜんのことにおどろいたけれど、すぐに顔が真っ赤になるくらい体温が上がる。
好きな人に抱きしめられるのはうれしいけれど、心臓が持ちそうにないくらい鼓動が一気に早まった。
「あ、の! ちょっ、一回はなれて!」
ドキドキしすぎて死んじゃう!
「あっ……わ、悪い。ついうれしくて」
はなれてもらったけれど、まだ余韻が残ってる感じで胸の鼓動が早い。
「……」
「……」
しかもお互いなんだか無言になっちゃって、なおさらはずかしい。
ドキドキがちょっとおさまってきて、なんて話そうかと思っていたら玲衣くんの方から話してくれた。
「その……とにかくおめでとう。ずっと莉緒の小説読んでアドバイスしてきたからさ、俺も自分のことのようにうれしい」
「ありがとう。玲衣くんに手伝ってもらったおかげできっと一人で書くよりも早く上達出来たんだ。玲衣くんにそう言ってもらえて、私もうれしい」
鼓動も落ち着いて、笑いあった私たちは座ってゆっくり話しはじめた。