【短編】クールな幼なじみと紡ぐロマン
「なんだ? 莉緒、知り合い?」
「うん、クラスメートなんだけど……」
明らかに私を敵視している美乃梨ちゃんたちをムッとした顔で見ながら聞く玲衣くんに答える。
すると彼女たちは玲衣くんにも話しかけてきた。
「てかよく見たら彼氏イケメンじゃん! 本当に莉緒ちゃんみたいなのと付き合ってるの?」
「だとしてもやめた方がいいよー。才能がないからって人の作品パクるような子だもん。彼氏にも平気でウソとかついちゃうよきっとー」
「や、めて……」
玲衣くんの前でそんなこと言わないで。
玲衣くんなら私のこと信じてくれるって思ってるけど、私がクラスメートからこんなこと言われてるなんて知られたくなかった。
「本当に。ていうか受賞自体間違いだったんじゃない? 莉緒ちゃん程度の実力で受賞なんてありえないもの」
どこまでも私の作品を否定する美乃梨ちゃんの言葉に、ふるえる声でもう一度「やめて」って声を出そうとする。
でも、すぐとなりからこわいくらい低い声が聞こえた。
「……そうやって頑張ってるやつけなして楽しいかよ?」
「え?」
聞いたことのないような玲衣くんの声におどろいて見上げると、強い怒りを宿した目が見えた。
「な、なによ。本当のこと言ってるだけじゃない……」
無表情でも玲衣くんが怒ってるってことはわかったんだろう。
美乃梨ちゃんの友だちは明らかにひるんでた。
「うん、クラスメートなんだけど……」
明らかに私を敵視している美乃梨ちゃんたちをムッとした顔で見ながら聞く玲衣くんに答える。
すると彼女たちは玲衣くんにも話しかけてきた。
「てかよく見たら彼氏イケメンじゃん! 本当に莉緒ちゃんみたいなのと付き合ってるの?」
「だとしてもやめた方がいいよー。才能がないからって人の作品パクるような子だもん。彼氏にも平気でウソとかついちゃうよきっとー」
「や、めて……」
玲衣くんの前でそんなこと言わないで。
玲衣くんなら私のこと信じてくれるって思ってるけど、私がクラスメートからこんなこと言われてるなんて知られたくなかった。
「本当に。ていうか受賞自体間違いだったんじゃない? 莉緒ちゃん程度の実力で受賞なんてありえないもの」
どこまでも私の作品を否定する美乃梨ちゃんの言葉に、ふるえる声でもう一度「やめて」って声を出そうとする。
でも、すぐとなりからこわいくらい低い声が聞こえた。
「……そうやって頑張ってるやつけなして楽しいかよ?」
「え?」
聞いたことのないような玲衣くんの声におどろいて見上げると、強い怒りを宿した目が見えた。
「な、なによ。本当のこと言ってるだけじゃない……」
無表情でも玲衣くんが怒ってるってことはわかったんだろう。
美乃梨ちゃんの友だちは明らかにひるんでた。