初めてを捧げたのは、人気俳優になった初恋の人でした
「まあ、とりあえずテレビつけたらわかるんじゃない」
そう言って、真夏はリモコンに手を伸ばし、テレビの電源をつけた。
すると、偶然にも流れたCMに湊が出ていた。それは洗剤のCMで、湊が真っ白なTシャツを着て、気持ちよさそうに風に吹かれていた。
「たまたまつけただけなのに、湊さんの出演してるCMにあたるなんて、何社と契約してるんだろ」
「すごいね……」
その時、玄関からガチャっと鍵が開く音が聞こえ、紫遥の身体に緊張が走る。
湊は仕事のはずだし、運転手がこんな時間に断りもなく勝手に入ってくるはずがない。じゃあ、まさか篠原が自分の場所を突き止めた——?
しかし、二人の目の前に現れたのは、マネージャーの町田だった。
そう言って、真夏はリモコンに手を伸ばし、テレビの電源をつけた。
すると、偶然にも流れたCMに湊が出ていた。それは洗剤のCMで、湊が真っ白なTシャツを着て、気持ちよさそうに風に吹かれていた。
「たまたまつけただけなのに、湊さんの出演してるCMにあたるなんて、何社と契約してるんだろ」
「すごいね……」
その時、玄関からガチャっと鍵が開く音が聞こえ、紫遥の身体に緊張が走る。
湊は仕事のはずだし、運転手がこんな時間に断りもなく勝手に入ってくるはずがない。じゃあ、まさか篠原が自分の場所を突き止めた——?
しかし、二人の目の前に現れたのは、マネージャーの町田だった。