初めてを捧げたのは、人気俳優になった初恋の人でした
「え?え?なんで紫遥ちゃんが湊さんの部屋から出てくるの?それにその格好……」
そう言って真夏が湊のものであろう部屋着を指さすと、紫遥はあからさまに動揺した。
「違うの!これはそういうことじゃなくて!」
「え!?そういうことでしょ!?」
「だから、その湊くんと付き合うことになって……」
「やっぱそういうことじゃん!!えー!!おめでとう!!!」
十三も離れた妹は、姉に初めての彼氏ができたことを手を叩いて喜んだ。恥ずかしさで紫遥は縮こまる。これでは、どっちが年上なのかわからない。
その後も、真夏に昨夜何があったのか根掘り葉掘り聞かれ、紫遥は中学一年生の妹のために言葉を選んで伝えたが、ニヤニヤとこちらを見て笑う真夏には、すべてお見通しのようだった。
そう言って真夏が湊のものであろう部屋着を指さすと、紫遥はあからさまに動揺した。
「違うの!これはそういうことじゃなくて!」
「え!?そういうことでしょ!?」
「だから、その湊くんと付き合うことになって……」
「やっぱそういうことじゃん!!えー!!おめでとう!!!」
十三も離れた妹は、姉に初めての彼氏ができたことを手を叩いて喜んだ。恥ずかしさで紫遥は縮こまる。これでは、どっちが年上なのかわからない。
その後も、真夏に昨夜何があったのか根掘り葉掘り聞かれ、紫遥は中学一年生の妹のために言葉を選んで伝えたが、ニヤニヤとこちらを見て笑う真夏には、すべてお見通しのようだった。