【完結】やりたいこと、やりましょ!~肉食女子と肉食年下男子の恋愛事情~

「実花さんって……遊んでるの……?」

「んっ君こそ……」

「俺は……男だしそりゃエロいこと好きだよ」

 お互い荒い息。
 
「女がえっち好きだったらダメ……?」

「いや……エロい女好きだよ……」

「ふふ、じゃあベッド行こう」

「姉さん……まじでエロいね」

「ん~? うん。もしかして満足させる自信ないの?」

「くっそ! ヒーヒー言わせてやるからな!」

「きゃー! おっさんみたいな事言ってる!!」

 少しの距離を鬼ごっこして、はしゃぐ。
 すぐにベッドで新に押し倒された。

 しかし少しの間、見つめ合う。

「あの……俺今、彼女は……いらないと思ってるんだけど……仕事が今大事な時期でもあってさ」

 そんな言葉を、実花は鼻で笑う。

「年上はみんな焦ってるとでも思ってんの?」

「いや…そういうわけじゃ」

「ふふっ友達でいーんだよ。友達になってって言ったよ? 私」

 そう、誰も恋人になってなんて言ってない。
 今はただセックスがしたいのだ。

「わかった、友達」

「もう、いいから早くぅ……ねぇキスして」

「うん……」

「んっ……舌」

 首に腕を絡めてキスをねだり、また深く舌を絡める。
 それから実花のフェラでまず新をイカせた。
 そして新からの愛撫。
 唇と太い指での快感に酔いしれた。
 挿入しても新の激しいピストンに、実花は喘ぐ。
 最後は持ち上げられて初めての駅弁体位で突かれ、二人で快感に溺れる――。 

「はぁっ……はぁっ……」

 まだ荒い息の2人。
 汗に濡れた新の前髪をそっと、指でなぞる。

「どうだった…?」

「最高……新は?」

「俺も……やべーくらい気持ちよかった……すげ」

 ふふ……と瞳を三日月にして微笑む実花にまた色気を感じる新。
 そういやこのベッドは俺が運んだな……とも思って、またいやらしさを感じる。

 新の二の腕の筋肉を実花が撫でると、新も実花の胸を揉んで2人で笑った。

「ビール飲も……?」

「うん……飲む」

「新が冷蔵庫からとってきてー! 腰ガクガク~で立てないよ~~」

「ぷっ……! いいよ!」

 散らかしていたビールを冷蔵庫に入れて、冷えたビールを持ってくる。

「いや、やめてくっつけないでバカ~あはは」

「あはは、もっとそっちいって~」

 ベッドで2人で飲みながら新が呟いた。

「あのさ……また来てもいい…?」

「うん? いいよ~」

 軽い感じで実花は答えた。
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