続・同居人は芸能人!?
暗証番号を押してエレベーターに乗って一室の扉の前まで来た。
「入んな?」
涼がドアを開けてくれて中に入った。
パタンとドアが閉まった瞬間、後ろから涼に抱きしめられた。
「一緒に住まねー?」
まさか…。
「えっ!?ここ…」
「借りた。奈那と一緒に住みたくて」
「ウソ…」
「言い訳になるかもしれないけど連絡できなかったのもこれの為。手続きとか結構面倒でバタバタしてた…」
「そうだったんだ…。あたし何にも知らなくて…」
涼はあたしの為にここまでしてくれてたんだ…。
家具も全部揃ってる…。
泣きそ…。
「涼…」
「どうする?」
「そんなの…住むに決まってんじゃん…。嬉しいよ…」
「じゃあ同棲決まりな」
「うん」
これでお互い忙しくても近くにいられるね。
大切な場所を作ってくれてありがとう。
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