続・同居人は芸能人!?
部屋のドアをそっと開け直人の様子を見ると、薬と注射が効いてきたのか眠っていた。
直人が眠る横に座って直人の寝顔を眺めた。
キレイな顔。
睫毛も長いし。
「亜優?」
直人の寝顔に見とれていたら目を覚ました。
「直人大丈夫?」
「なんかすんげぇ楽になったかも」
「薬が効いてるんだね。直人が寝てる時にみんながお見舞いに来てくれたんだよ。ゼリーとアイス持ってね。食べる?」
「うん…。てか亜優食いてぇ…」
「ダメに決まってんでしょ」
「だな」
「何か食べる?軽いものなら食べれるでしょ?作ってくるから待ってて」
ベッドから立ち上がり、部屋から出ようとした時だった。
腕を掴まれ直人と目が合った。
「どうしたの?」
「別に…」
あたしは何も言わずにまたベッドに腰を下ろした。
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