私の平穏な毎日

楽しい日々

「胡桃、本当ごめん。」


「最近雷それしか言ってないよ。」


雷がずっと私に謝る理由は私の秘密がバレたからだ。


「だって俺のせいで胡桃は学校バレしたわけだしさ…」


「でも、何も被害受けてないから大丈夫だよ。」


「それはそうかもだけど…」


もう、きりがないな。


「はい、この話は終わり。そういえば、秘密がバレてからお弁当、教室で食べるようになったよね？どうして？」


これは最近気になってたことだ。私は雷が転校してくる前も教室で食べていたけれど、雷が来てからは屋上で食べていた。


「あぁ～、それは周りに見せつけるためだよ。」


そう言われて少し驚いた。私はどちらかと言うと静かなところで食べたいからだ。


「雷はファン思いだね。」


「そうじゃないんだけど…。まぁいいか。どっちかって言うと胡桃の方が見られてると思うぞ。」


「う〜ん。そんなことないと思うよ。」


そう言いながら今日も美味しくお弁当を食べました。
< 9 / 10 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop