衝撃サイダーマン
翌日、午前中に星夜のマンションへやって来たママさんと檸檬のお母さん。

檸檬のお母さんが、檸檬の部屋のスーツケースを出して、下着、普段着、可愛らしいワンピース、スキンケアに化粧品道具一式をあっという間に詰め込んだ。

「檸檬のパスポートは…たぶんここかなぁ〜」
と鏡台の引き出しを開けるとパスポートあった。

「やっぱり〜ふふふ。」それを見ていたママさんもふふふ。と笑顔になった。

「では〜三谷さん行きましょうか! 」

「そうですね〜。
私もウチのお父さんも檸檬がせいちゃんと上手くいって欲しいと思ってるんですよ〜」

「ウチだってお婆ちゃまがすごい勢いで星夜と檸檬ちゃんをくっつけようとしてるから大丈夫だと思うの〜
実は私の時もお婆ちゃまの作戦にハマったパパが私にプロポーズすることになってね〜ふふふ。
きっと星夜が檸檬ちゃんにプロポーズすると思いますよ?」

「青山さんのお婆ちゃまはすごい策士なんですね〜」

「お婆ちゃまが檸檬ちゃんを気に入ったのが一番の理由だと思うわ〜ふふふ。
それにもし檸檬ちゃんがお嫁さんになってくれたら、私たち家族は大切にしますから心配しないで下さいね!」

「もしかしたら、私たち親戚になるんですね〜
檸檬は幸せ者だわ。本当にありがとうございます。」

「こちらこそ、素敵なお嬢さんに働きながら育てた三谷さんにお礼を言います!
本当にありがとうございます。」と2人で頭を下げてお辞儀をし、ハハハハと笑い合った。
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