衝撃サイダーマン
「檸檬、ここら辺りで昼メシ食べてから買い物に付き合って欲しんだ」

「ハイ!」と2人で海が見えるレストランでシーフード料理を食べた。

レストランを出て星夜さんの車に乗り込んだ。
少しするとピンク色が目立つ通りを走っている。お店の名前も日本でも有名なブランド店が並んでるみたいだった。

「檸檬、ここで降りるから」とあるブランドの前に車を停めた星夜さん。

「あの〜」

「あ、オレさ着替えも買いたいんだよ」と星夜は檸檬に安心する言葉を掛けて店内へ入った。

檸檬はブランド店の綺麗なディスプレイにウットリしていると、星夜さんは店員さんと英語で話しをしていたかと思ったら、
女性の店員さんが笑顔で檸檬に近づいて来て、2階のフロアへ案内された。

後ろを振り返って星夜さんを見ると星夜さんもついて来てくれているので安心した檸檬。

「檸檬、その店員さんが何着かドレスを持ってくるから気に入ったのを試着して」

「え〜!ドレス!!」

「ああ、今夜のパーティードレスだ」

「パーティーはドレスなんですか?」

「ああ、悪いな。オレもスーツ買うんだよ」

「わかりました。試着してみますね」

「うん。試着したら見せてくれ」

「はい」きっと、パーティーに相応しいものか確認するのかな?と思った檸檬は試着室へ店員と入っていった。

星夜のスーツはあっという間に決まり、革靴も買った。
檸檬の試着が終わったと店員が星夜の所へやって来たので試着した檸檬を見に行くと……
髪を少しアップにしている檸檬。
清楚な感じの檸檬のドレス姿に見惚れていた星夜。

「檸檬。とっても似合ってて綺麗だよ」といつもの魔法の言葉を掛けた星夜。

「恥ずかしいから、もう着替えて来ます!」と真っ赤な顔の檸檬。
試着室に逃げた檸檬を店員も微笑んで見ていた。
星夜は、店員にOKを出しそれに合わせた靴やアクセサリーも頼んだ。

檸檬が試着室から出た頃には星夜が精算を済ませていた。

店員さんが荷物を車に乗せてくれてから車は発進した。
< 121 / 243 >

この作品をシェア

pagetop