衝撃サイダーマン
お婆ちゃまがグラスをフォークでカチンカチンと鳴らし、私の紹介をしようとした時。

「婆ちゃん、みなさんにはこれからオレたちの証人になって欲しいんだ。」

「アラ、アラ〜星夜。頑張って♪ふふふ」

星夜さんが英語でみなさんに英語で何か説明している。
そして、私たちの後ろにいたママさんとお母さんに

「母さん、檸檬のお母さん。オレは擬装では無く、本気で檸檬にプロポーズさせていただきます。」

星夜の横にいる檸檬へ片ひざをつき
「檸檬、一生オレの側にいてくれ!
お前を死ぬまで守るから!」
とポケットから婚約指輪を差し出した。

「はい〜 ずぅーと星夜さんと一緒にいたいです。 宜しくお願いします…」
とポロポロと涙を流した檸檬をすぐに抱きしめ、檸檬の左薬指に婚約指輪を嵌めた星夜。

みなさんから拍手喝采でお祝いの言葉を掛けてもらった2人。

そしてパーティーが始まった。
日本食は大人気だった。
私と星夜さんは食事もそこそこにみなさんの近くでいろいろとお話しもしていた。
もちろん星夜さんが通訳してくれる。

緊張が少し緩んだ檸檬は2階のトイレへ行くと星夜に伝えてから2トイレへ向かった。
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