衝撃サイダーマン
私たちは着替えてからパーティーの片付けを始めた。

すると、玄関のドアが開いて星夜さんが帰って来た。
「ただいま…パーティーを途中で抜けてゴメン」と皆んなに謝った星夜さんはとても疲れた様子だった。

キッチンからお婆ちゃま、ママさん、ウチのお母さんが出てきて「星夜、トムとは仲直りできた？」とお婆ちゃまが尋ねると、

「まぁ… 」

「星夜、トムの事を皆んなに説明してくれるか？」とお爺ちゃまが聞くと

「いや、トムの個人的な事だしちょっと説明は出来ないんだ」と答え、
「オレもシャワーに入って着替えるし、明日、日本へ檸檬と帰るから…」

「ええ〜」とママさん。
「明日は私と三谷さんを観光に連れて行って貰おうと思ってたのに〜」

「爺ちゃん、母さん達の観光は爺ちゃんと婆ちゃんに任せても良い？
オレも檸檬も会社に出勤しなきゃだし」

「ああ、俺と婆さんで楽しく観光案内するから任せておけ。」

「ありがとう。爺ちゃん。
母さん、そういう事だから檸檬のお母さんとゆっくりアメリカ旅行を楽しんでから帰国しなよ」

「そうね〜。三谷さんも初めての海外旅行だし、お爺ちゃま、お婆ちゃまに案内してもらってから帰国するわね。」

「じゃあ、明日の飛行機の予約もあるし、檸檬、オレの部屋に行こう」と2人は2階へ。
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