衝撃サイダーマン
「じゃあ、オレ達は考え方が似ていて相性もバッチリって事だな！」と笑顔の星夜。

恥ずかしそうに頷く檸檬。

車の中で星夜と檸檬は、配送センターで春の異動まであと4ヶ月間をどんなふうに仕事をしていくか話し合った。

「オレは檸檬と婚約したと一応、部長たちに言うつもりなんだけど」

「はい。あの畑山さんとのやり取りを聞いてた社員も多かったですもんね。」

「ああ、その上、本社にまでウワサが流れているしなぁ。帰国したら親父にも相談してみよう」

「はい。そうですね」と2人で話しあった。

「それとさ〜。結婚式なんだけど…」

「結婚式ですか？！」

「ああ、たぶんオレの予想では…
婆ちゃんやお袋たちが画策してるかもしれない…
もしそうなったとしてもオレと結婚してくれる？」

「ハハ。もちろん結婚しますよ！
星夜さんと結婚できなかったら一生独身かもしれませんから宜しくお願いします。」

「良かった〜。心配だったからさ〜」

「じゃあ私たちは知らない振りして、お婆ちゃまたちの作戦に乗りましょう？　ふふふ」

「そうだな。ハハハハ」と笑い合った。
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