衝撃サイダーマン
マンションへ戻り、夕飯時に星夜さんに進藤さんの事を言うか迷ったが、星夜さんも春からのシステム改善点を自宅で仕事をして忙しそうなので言わない事にした。

「檸檬ご馳走様美味しかった。
ありがとう。 悪いけど今日も少し仕事するから…ゴメン。」

「大丈夫ですよ。後でコーヒー持っていきますね」

「うん。ありがとう」と仕事部屋に入って行った。

アメリカから帰国して私たちは星夜さんの部屋のベッドで一緒に寝ている。
だがまだ最後まで至っていない。
ベッドに入ってキスされてからバックハグ状態で寝るパターン…
私に女性としての魅力が足りないからだと思う…

コーヒーを淹れて星夜さんの仕事部屋をノックして入る。
パソコンが何台もあり数字や文字の羅列だらけで、私には何がなんだかさっぱりわからない。
プログラミングを私も少しはやったけど、こんな難しいのは見た事が無かった。

「何回見ても凄いですね〜」

「ハハハ。今日はもう少ししたら終了するから後で買ってきたスイーツでも一緒にたべよう」

「はい!じゃあ準備してきますね。」と久しぶりに星夜と話しができるのでうれしいそうに檸檬が仕事部屋から出ていった。

「ハァ…仕事ばっかでオレってダメだなぁ」と呟いた星夜。

もっと恋人らしくしたいけど、甘い雰囲気にできないオレってポンコツだなぁ。
クリスマスはプレゼントを買って、レストランとホテルを予約しなきゃだな。

檸檬の初めてがいい思い出になって欲しいし…
それにオレもさすがに我慢の限界なんだよ〜
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