衝撃サイダーマン

青山邸ではママさんとお手伝いのサキさんがお料理をテーブルに並べていて、社長のパパさんもグラスを出したり手伝っていた。

「ただいま〜」北斗。

「こんにちは！」と檸檬がお辞儀をしながらキッチンへ入ると、パパさんとママさんが
「檸檬ちゃん。体は大丈夫？」とママさんにハグをされ
「檸檬ちゃん、本当に申し訳なかったな」と私に頭を下げたパパさん。

「社長…頭を上げて下さい。今回の件では会社をお休みして申し訳ございませんでした」と檸檬が頭を下げると

「本当にすまなかった。」とパパさんはまた頭を下げた。

「パパ！これからは春まで待たずに檸檬ちゃんを秘書室にいれたら？」

「う…ん。」

「あの〜、もし会社にとって私が働くのがご迷惑なら退職した方が良いですか？」

「………」とパパさんは考え込んでいると、
「親父、檸檬ちゃんと星夜にはサッサと結婚してもらってさ〜、今後は本社の秘書室で守っていけば？」

「……まぁ、星夜とも相談してからだな。
ところで星夜とゲストのマイクとサムは？」

「ああ、もうすぐ来ると思う。星夜からメールで、今2人と一緒にマンションを出たみたいだわ〜」