衝撃サイダーマン
まさかスイートルームとは思っていなかった檸檬は、部屋に入り豪華さにビックリして星夜の方を向くと、ニコニコ顔で花束を持って立っている星夜が檸檬へ
「檸檬。メリークリスマス!」と花束を渡してくれた。

「わぁ〜キレイ! ありがとう星夜さん。
ちょっと待ってて下さいネ」

と言って鞄からラッピングされたプレゼントを星夜に差し出し

「星夜さん!メリークリスマス!
私からのプレゼントです!」

とカシミアのグレーのマフラーを星夜に渡した。

プレゼントの中身をラッピングしていた袋から取り出した星夜は

「わぁ、暖かそうなマフラーだな。明日から使わせてもらうな。
ありがとう檸檬。
オレもちょっと待ってて…」
と首にマフラーを巻きながら今度は、星夜の方がガサゴソと鞄からブランドのラッピングされたプレゼントを檸檬に差し出して
「檸檬。オレとお揃いの物なんだけど…」

と檸檬へ渡して自分の分のラッピングされた物も鞄から出して星夜は檸檬とお揃いのお財布を箱から出し、檸檬も丁寧に箱かららお財布を出した。

「わぁ〜素敵なお財布! ありがとう星夜さん。」

初カレ?!初恋人?!婚約者?!
恋愛初心者の檸檬は、星夜とお揃いのペンダントとお財布が、より一層2人の距離を縮めているようで檸檬は改めて星夜の思いが嬉しかった。

「コレも明日から使うから今の財布の中身を入れ替えようっと」と星夜さんはニコニコしながらお財布の中身を入れ替えた。

「私も入れ替えちゃおう〜!」と檸檬もちょっとくたびれたお財布に
「今までありがとう…」と声を掛けてから入れ替えた檸檬を愛おしそうに星夜が眺めていた。

そしてやっとこの夜……星夜と檸檬は結ばれた。
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