衝撃サイダーマン
退院にはパパさん、ママさんと私で病院へ向かった。

病室へ入ると私服に着替えた星夜さんがベッドに腰掛けていた。

「星夜、退院おめでとう」とママさん。

「星夜良く頑張ったな。おめでとう」とパパさん。

「星夜さん、本当におめでとう」と檸檬。

「星夜、これからは皆んなで支え合って暮らそう。」

「うん。これから色々と面倒かけますが、宜しくお願いします」と星夜さんは3人に頭を下げた。

「星夜、昨日到着したお爺ちゃまとお婆ちゃまも家で待ってるから行こうか」

「ああ。荷物はまとめあるけど、最後に看護師さんのチェックがあるからナースコールで呼ぶわ」
と星夜がナースコールすると看護師さんが来て、棚など忘れ物がないかチェックした。
本当は禁止されているのだが御礼の菓子折りをママさんはチェックに来た看護師さんとナースステーションへ挨拶へ行った。

パパさんは荷物を持って一足先に1階の会計へ向かった。

星夜さんはヒョイっと車椅子に乗り、戻ってきたママさんと一緒に星夜の車椅子を檸檬が押して1階へ向かった。
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