衝撃サイダーマン
「セイは檸檬に恋愛感情はないんだな?」と楓兄が補佐に質問すると
「……。う〜ん恋愛は全然してこなかったから良くその辺はわからないんだ… でも!檸檬ちゃんを真剣に守ろうと思っている」
といつもの【サイダーマン】とは思えないイケメン顔でみんなに伝えた補佐。
お父さんさんが
「なぁ、檸檬があのマザコンヤローに何かされた後じゃあ遅いからさ、俺は星夜君なら安心して檸檬を預けても良いと思う」
「それにセイは剣道、合気道、ボクシングの有段者だしな!」
「剣道、合気道、ボクシング……の有段者?……」
「檸檬はせいちゃんとは会社の人としか思って無かったから知らない事だらけだもんね」
「檸檬、こう見えてコイツは小学生の頃からモテ過ぎてそれこそストーカーがいっぱいいてさ〜
武道を習って、ソイツらと離れる為にアメリカへ行ったんだよ」
「モテ過ぎて……」
「そう!だから帰国したら"ダサ男"になるコーディネートを俺がしてるってワケ〜な、セイ。」
「ああ、会社も偽名だし社長の息子なんてバレたらいろんな計画がパーだしな。
だから会社ではあんな格好で潜入してるんだ」
「潜入捜査もしてるんだな。星夜君には檸檬の事も負担掛けてしまうが宜しく頼みます。」
とお父さんもお母さんも楓兄ちゃんも【サイダーマン】こと星夜さんに頭を下げてお願いした。