衝撃サイダーマン

配送センターでは

翌朝、約束通り補佐は迎えに来てくれたが今日はコンパクトカーだった。

店の前で待っていた檸檬と両親。

「おはようございます。」と補佐は車から降りて両親に挨拶し、助手席のドアを開けてくれた。

「おはようございます補佐。今日からよろしくお願いします」と檸檬もペコリと挨拶した。

「せいちゃん。本当にメガネ以外はビシッと決まってるわね! カッコいい〜」

「本当だな、檸檬の隣に星夜君がいたらあの畑山さんも諦めるな!ハハ。」

「だといいんですが…じゃあ檸檬さん行こうか」

「せいちゃん!檸檬さんじゃあなくて恋人らしく呼び捨てにした方がいいわよ〜」

「呼び捨て……社外では善処します」とちょっと照れて赤くなった補佐だった。

ニコニコ微笑んでいる両親に見送られ車は出発した。
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