衝撃サイダーマン

「星夜、檸檬ちゃん決まったの?」

「ああ、結婚指輪も決めた」

「アラ〜。そう〜ふふふ。檸檬ちゃんが気に入った婚約指輪はコレ? 素敵ね〜」

「ハイ。星夜さんに選んでいただきました…」

「そうなの?星夜もいいセンスしてるじゃない。
檸檬ちゃんだから特別なのかな?」

「ハイハイ。そうですね……」と照れながらも答えている星夜さん。
「母さん。指輪ってワンサイズ大きい方がいいよな?」

「うん。日によってはむくんだりする時もあるし、サイダーばっかり飲んでる星夜は太る可能性高いからね!」

「オレは太らない!」

「デブデブだとモテないわよ〜ふふふ」と星夜さんをからかうママさん。

「ところで、ロボット掃除機っていろんな種類があるらしくって、この後売り場へ案内してくれる事になったわよ」

「ロボット掃除機…星夜さん、ママさん。掃除機は私のマンションから持ってきたので充分だと思うのですが…」

「檸檬ちゃんを家政婦代わりになんてさせないから安心して!」

「家政婦…っていうか…お掃除をするのは当たり前っていうか…」
するとママさんが私をぎゅーと抱きしめた。
えっ?っと思っていると

「何て出来た子なのかしら〜檸檬ちゃん本当に星夜のお嫁さんになって!」

「母さん、暴走しすぎ」

「だって〜こんないい子は滅多にいないのよ!星夜〜」

「ハイハイ。檸檬母さんの事は軽く流していいから〜
あ、メール… 母さん。今週はネズミ取りの件で忙しいから来週末に檸檬の見合い相手に会って決着つけるから」

「うん。わかったわいよいよなのね」

「ああ」
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