衝撃サイダーマン
週末の土曜日に突然の社長と副社長の倉庫の視察。

倉庫の田中リーダーと事務員の2人は慌てた。
配送センターで出勤していた総務部長が慌てて倉庫へやって来た。

「社長！副社長。お疲れ様です！！」と総務部長。

「いや〜休日でも頑張っている皆さん。
ありがとう！　お疲れ様です。」とニコニコしながら手土産でどら焼きを倉庫事務所へと事務員さんに社長自ら手渡した。

「みなさん。いつもありがとうございます。我が社の店舗への商品が品切れする事なく配送して下さって本当に感謝してます！」と笑顔の副社長。

「今日はどこへ運んでるのかな？　伝票を見せてもらえる？リーダー」

「はい。今日の分はこちらです。」と田中リーダーが伝票を渡す。

10トントラックにフォークリフトで積み込んでいる倉庫のが倉庫の事務所から見える。

「リーダー。あんなに大きなトラックに何を積んでるの？」と社長の質問にタジタジの田中リーダー。

「アレは、ウチの倉庫の社員が営業して九州までの配送商品です。」

「その伝票は？」

「あ、あれは個人的な注文だったので手書き伝票でして…」

「手書き？　どうしてパソコンに入力しないのかな？　在庫の数が合わなくならない？」と社長。

「田中リーダー、今どき手書きってどういう事？」っと総務部長が不思議そうに質問した。

「はい、その〜あれは別納品の商品で…」とリーダーが返答に困っていた。
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