衝撃サイダーマン

小学5年でオレと楓はモテ出したんだよなぁ…
女子たちから手紙やクッキーなどを貰ったけど、ミニバスに入ってたオレと楓はバスケに夢中だった。

ある日、楓と一緒の下校途中で中学生の女子数名に囲まれ『妹が君の事好きなのよねー』と写真を撮られたりして、オレと楓は走って逃げた。
それ以来、その中学生とクラスメートだった妹が校門や、自宅近くで待ち伏せするようになった。

始めは挨拶程度だったが、そのうち待ち伏せはクラスメートの子だけになり隣りを歩き1人でおしゃべりしてオレの自宅までついてくるようになった。

段々オレは帰宅するのが嫌になり学校でも元気がなくなってストレスで倒れた。

家族は心配した。
母さんから『何か悩みがあるなら言ってごらん』って言われその女子の話をした。
すると母さんはオレをぎゅーと抱きしめて
『パパとも相談してからだけど、転校したらどう?』と言ってくれて、親父も心配して今の自宅を建てて引っ越しをした。

次の学校では待ち伏せしたりはされなかったが、女子からはかなり告白された。

そんな頃、アメリカの爺ちゃんと婆ちゃんが日本に長期で遊びに来ていて婆ちゃんはオレから今の状況を聞くと
『セイちゃんは中学からアメリカの学校へ行ったらどう? アッチはバスケットボールの本場よ〜』っと言い出して両親を説得しオレは中学からアメリカ暮らしをする事になった。

兄貴だってモテていたが…
チャラ男の兄貴は取っ替え引っ換え女の子と付き合っていた。
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