衝撃サイダーマン
「補佐、こんな事になってすみません……」

「いいや、こちらこそオレなんかで申し訳ない。
でも…君の身の安全の方が大切だ！
今日は、君のご両親に説明させていただくな！
だから、帰りはご実家へオレを連れて行ってくれ」

「補佐…本当に偽装恋人を引き受けて下さるつもりなんですか？」

「ああ。」

「そして、その見合い相手が諦めるくらいオレがカッコよくなれば良いんだろ？」

「そうなのかな？………ヘアスタイルは実家が美容室なので、兄たちに任せたら良いと思いますが…」

「わかった。後は？」

「ああ…申し上げにくいのですが…スーツも…その…」

「ああ。これなハハハ。OK。スーツも大丈夫だ」

「本当にすみません。」と檸檬は星夜に深々と頭を下げた。

そこへ田中リーダーがやって来た。
「檸檬くん！部長の許可も取ったぞ！今日から三矢君に守ってもらえな！　ハハハ」と倉庫へ向かって行ってしまった。

「じゃあ、檸檬。契約の握手をしようか」

「え、握手？　あ、はい。宜しくお願いします」
と2人は握手をした。
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