届かない想い
プロローグ
「おはよ!」
眠い目を擦りながら歩いていると、目の前に見覚えのある背中を見つけた。
その背中に静かに歩み寄り、勢いよくその背中をたたく。
「どぅわ!!!!」
なんて、色気の欠片もない叫び声を上げる友達。
「ふる!!!脅かすな
……おはよ」
“ふる”
古瀬の後ろ二文字でふる。
四宮が考えた俺のあだ名。
理由は、「三文字は長いから」とのこと。
2文字も3文字も変わらないと思う。
まぁ、四宮らしいといえば四宮らしい。
「朝から元気だね、ふるは」
「年頃の男子高校生なめんなよ」
「またオール?ゲーム?」
眠い目を擦りながら歩いていると、目の前に見覚えのある背中を見つけた。
その背中に静かに歩み寄り、勢いよくその背中をたたく。
「どぅわ!!!!」
なんて、色気の欠片もない叫び声を上げる友達。
「ふる!!!脅かすな
……おはよ」
“ふる”
古瀬の後ろ二文字でふる。
四宮が考えた俺のあだ名。
理由は、「三文字は長いから」とのこと。
2文字も3文字も変わらないと思う。
まぁ、四宮らしいといえば四宮らしい。
「朝から元気だね、ふるは」
「年頃の男子高校生なめんなよ」
「またオール?ゲーム?」
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