届かない想い
『………男みたいな格好、勘違いさせるような行動、からかい、最低、気色悪い、』



四宮が呟いた。


驚くほど冷たい声だった。



取り囲んでいた女たちが黙り込む。



『他になんかある?言ってすっきりするなら言えば?

言っとくけど、わたしは好きでこの格好してるし、あんたらのためじゃないし、勝手に男見たいってイケメンってはしゃいで勘違いしたのはあんたらでしょ

集団でよってたかって一人囲んでんじゃねーよ、気分悪い』






バチンッ
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