恋と、涙と、先輩と
「もしかして、先輩に誘われた夏祭りをオレがドタキャンしたことに怒ってるんですか…!?それなら、今ここで謝りま――」
「そんなことで怒るわけないだろ。話は全部聞いたよ、未来から」
未来というのは、夏祭りのときに会った3年生のサッカー部のマネージャー、竹内未来先輩のことだ。
「お前、用事があるとか言ってドタキャンしたけど、本当は未来と行こうとしてたんだろ」
…えっ。
なにそれ…。
「未来に告って振られて、振られた自分が惨めだから藍原を呼び出したんだろ?藍原の気持ちを知ってるからこそ、それを利用して」
羽賀先輩の話によると、あっくんが急にわたしと夏祭りに行こうと言ったのは、2人でいるところを竹内先輩に見せつけるため。
振られても、いっしょに夏祭りにきてくれる女の子なんてたくさんいると腹いせにアピールするために。
「そんなことで怒るわけないだろ。話は全部聞いたよ、未来から」
未来というのは、夏祭りのときに会った3年生のサッカー部のマネージャー、竹内未来先輩のことだ。
「お前、用事があるとか言ってドタキャンしたけど、本当は未来と行こうとしてたんだろ」
…えっ。
なにそれ…。
「未来に告って振られて、振られた自分が惨めだから藍原を呼び出したんだろ?藍原の気持ちを知ってるからこそ、それを利用して」
羽賀先輩の話によると、あっくんが急にわたしと夏祭りに行こうと言ったのは、2人でいるところを竹内先輩に見せつけるため。
振られても、いっしょに夏祭りにきてくれる女の子なんてたくさんいると腹いせにアピールするために。