世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
私を見てほしい~もみじside~
「こんにちは、常磐 理仁さん」


「君は……」


「この前はどうも~。来ちゃいました。お誘いありがとうございます」


「あ、ああ」


普段よりもオシャレして、化粧もバッチリ。
理仁さんにどう思われてるのか聞いてみたい。


「やっぱり理仁さんは常磐グループの御曹司だったんですね。色々なスクールに電話して、ここにいるってわかりました~。インストラクターお願いしますね。私にピッタリの先生は理仁さんしかいないから」


名前で呼んでしまったけど、その方が親しみを感じるだろうし、嬉しいよね。


「……あの、都田さん」


「もみじでいいですよ~。そんなかしこまらずに、もみじって呼んで下さいね」


「……では、もみじさん。今日は双葉……さんは一緒じゃないんですか?」


「私1人ですよ。双葉ちゃんは仕事なんです」


今、双葉のことなんて聞かないでよ。
目の前の私だけを見て。
あなたのために朝から頑張って綺麗にしてきたんだから。
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