世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
だけど、やっぱり信じたくない。
双葉が常磐グループに入るなんて、双葉だけが幸せになるなんて……
そんなの、そんなの絶対ズルい!!
「どれだけ私が面倒みたと思ってるの? 双葉は私達がいなきゃ野垂れ死にしてた。あの子は私達には一生頭が上がらないのよ」
『……今の君は双葉を大切に思っていない。いや、むしろ、嫌いなのか?』
核心をついた質問に思わず動揺した。
「そ、そうよ! あの子は……あの子は……いっつも自分が1番じゃないと気が済まない最低な女なの。子どもの頃からずっとそう。全部私より上で、頭も良くて、人気もあって……。ほんと、ただの居候のくせに生意気なのよ」
『双葉はそんな人じゃない。君だって一緒にいればわかるだろ? なのになぜ?』
「あなたにわかるはずがない! いつもあの子の笑顔にムカついてた。それが私の感情。それの何がおかしいの?」
そうよ、私の感覚は正常なのよ。
何も間違ってない。
『君は……。もう、何を言っても無駄なようだ。双葉にとって大事な人だとしても、これ以上傷つけるようなら、俺は絶対君を許さない』
双葉が常磐グループに入るなんて、双葉だけが幸せになるなんて……
そんなの、そんなの絶対ズルい!!
「どれだけ私が面倒みたと思ってるの? 双葉は私達がいなきゃ野垂れ死にしてた。あの子は私達には一生頭が上がらないのよ」
『……今の君は双葉を大切に思っていない。いや、むしろ、嫌いなのか?』
核心をついた質問に思わず動揺した。
「そ、そうよ! あの子は……あの子は……いっつも自分が1番じゃないと気が済まない最低な女なの。子どもの頃からずっとそう。全部私より上で、頭も良くて、人気もあって……。ほんと、ただの居候のくせに生意気なのよ」
『双葉はそんな人じゃない。君だって一緒にいればわかるだろ? なのになぜ?』
「あなたにわかるはずがない! いつもあの子の笑顔にムカついてた。それが私の感情。それの何がおかしいの?」
そうよ、私の感覚は正常なのよ。
何も間違ってない。
『君は……。もう、何を言っても無駄なようだ。双葉にとって大事な人だとしても、これ以上傷つけるようなら、俺は絶対君を許さない』