世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
新しい1歩を踏み出す時
次の日、私は結仁を連れて家を出た。
行くところは「灯り」しかなかった。
2人が暮らす2階の住居スペースを、1部屋使わせてもらうのはとても気が引けた。だけど、ママさんと朱里は笑顔で歓迎してくれ、その優しさに泣きたいくらい感謝した。
私達を心配してか、理仁さんから電話があり、着信に対し、「灯り」にいることだけは伝えた。何度も「大丈夫なのか?」と聞かれ、私は、「大丈夫だから心配しないでほしい」と、そっけない返事をした。
理仁さんは、あの家を出て、ママさんや朱里の側にいることに安心してくれたけど、一緒に暮らそうとも申し出てくれた。
なのに私は……
「あなたに甘えるつもりはない」と、理仁さんを冷たい言葉で遠ざけた。
「双葉ちゃん、本当によく来てくれたわ。いつまででもいいから、ここを自分の家だと思って遠慮なくいてちょうだい」
「ママさん、本当にごめんなさい。迷惑かけてしまって……。朱里もありがとう」
行くところは「灯り」しかなかった。
2人が暮らす2階の住居スペースを、1部屋使わせてもらうのはとても気が引けた。だけど、ママさんと朱里は笑顔で歓迎してくれ、その優しさに泣きたいくらい感謝した。
私達を心配してか、理仁さんから電話があり、着信に対し、「灯り」にいることだけは伝えた。何度も「大丈夫なのか?」と聞かれ、私は、「大丈夫だから心配しないでほしい」と、そっけない返事をした。
理仁さんは、あの家を出て、ママさんや朱里の側にいることに安心してくれたけど、一緒に暮らそうとも申し出てくれた。
なのに私は……
「あなたに甘えるつもりはない」と、理仁さんを冷たい言葉で遠ざけた。
「双葉ちゃん、本当によく来てくれたわ。いつまででもいいから、ここを自分の家だと思って遠慮なくいてちょうだい」
「ママさん、本当にごめんなさい。迷惑かけてしまって……。朱里もありがとう」