世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「迷惑だなんて思ってないよ。双葉と一緒に暮らせるなんて夢みたいだし、絶対楽しくなるよ。双葉はさ、ほんとに気を遣う人だけど、全然焦って出ていこうなんて考えなくていいんだからね」


「朱里……」


「そうよ。色々お金の心配もあるだろうけど、うちには2人に苦労させないくらいの蓄えはあるから。何も心配しないで甘えればいいのよ。あなたは私の娘みたいなものなんだから。もちろん、結仁も私の孫よ」


ママさんと朱里の温かい言葉に包まれて、私にはこんな素敵な味方がいるんだと、心強く感じた。


私は、2人に一部始終を話した。
もみじちゃんやおばさんのことを話してると、涙が止まらなくなって、気づいたら、ママさんも朱里も一緒に泣いてくれてた。


私は、ずっと抱え込んでいたとてつもなく大きな荷物を、2人のおかげで、ほんの少しだけ下ろせた気がした。
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