世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
重なり合う想い
「結仁は大丈夫?」
「ママさんと朱里が見てくれてます」
「それなら安心だな」
「はい」
TOKIWAスイミングスクール。
今の時間はもう誰もいない。
夜の静まり返ったプールサイド。
そこに小さく響く素足で歩く音。
「座って」
「ありがとうございます。あの、大丈夫なんですか? こんな夜に、しかも洋服のままプールサイドに……」
「構わない。ここは明日からプール内の点検作業で3日間休業予定だから」
「そうだったんですか……」
理仁さんからの誘いに素直に応じ、今、ここにいる自分。2人きりなのに、気持ちはなぜかとても落ち着いている。
「悪かった、疲れているのに」
「理仁さんこそ。私は……大丈夫です」
「なら良かった。正直、君が来てくれてホッとしてる」
「そんな……。本当にごめんなさい。私1人で結仁を守るなんて偉そうに言っておきながら、結局……」
「謝らなくていい。結仁を守れなかったのは俺だから」
「そんなことありません! 悪いのは私です」
その時、理仁さんは、私の手を引いて立ち上がった。
「おいで」
「ママさんと朱里が見てくれてます」
「それなら安心だな」
「はい」
TOKIWAスイミングスクール。
今の時間はもう誰もいない。
夜の静まり返ったプールサイド。
そこに小さく響く素足で歩く音。
「座って」
「ありがとうございます。あの、大丈夫なんですか? こんな夜に、しかも洋服のままプールサイドに……」
「構わない。ここは明日からプール内の点検作業で3日間休業予定だから」
「そうだったんですか……」
理仁さんからの誘いに素直に応じ、今、ここにいる自分。2人きりなのに、気持ちはなぜかとても落ち着いている。
「悪かった、疲れているのに」
「理仁さんこそ。私は……大丈夫です」
「なら良かった。正直、君が来てくれてホッとしてる」
「そんな……。本当にごめんなさい。私1人で結仁を守るなんて偉そうに言っておきながら、結局……」
「謝らなくていい。結仁を守れなかったのは俺だから」
「そんなことありません! 悪いのは私です」
その時、理仁さんは、私の手を引いて立ち上がった。
「おいで」