世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
にぎやかなこの雰囲気。
2階で眠ってる結仁には申し訳ないけど、私は今、とても楽しい。
ママさんと朱里、常磐社長に涼平先生。
みんなが笑顔ですごく嬉しい。


まさかこんな風に自分の人生が進んでいくなんて夢にも思わなかった。
とても悲しい出来事も、今はもう過去のこと。全部、私が強くなるための試練だったんだ。


人生を諦めかけていた私に、理仁さんは希望をくれ、そして、愛をくれた。だから、もう2度と後ろを振り返らない。
前だけを見て……
理仁さんと結仁、3人で生きていく。


「双葉さん。おめでとうございます」


「涼平先生。今日はありがとうございます。理仁さんに聞きました。今、将来のオリンピック選手の育成に頑張ってるって」


「常磐先生のおかげです。まだまだ未熟な僕を引き上げてくれて」


涼平先生、何だかとてもたくましく見える。


「理仁さん、本当に涼平先生のことを大切に思ってます。でも、私も、涼平先生ならみんなに愛される先生になれるって保証します。あんなに一生懸命彼女を探してくれるお姉様方がついてるんですから」
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