世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「みんな楽しんでくれて良かった」


「本当に。素敵な夜ですね」


「双葉……。この場所で初めて話した時のこと、覚えてる?」


「もちろんです」


忘れるはずないよ。
絶対に。


「さっき香里さんが言った言葉。あの日、君に出会ったのは偶然なんかじゃない。生まれるずっとずっと前から決まってたんだ。俺達が出会うこと、そして、愛し合うことも」


「理仁さん……」


「そして、この先のことも決まってる。良い事ばかりではないかも知れない。でも、もし、どんなにつらいことがあったとしても、俺が必ず双葉と結仁を守る。だから安心して一生俺に着いてきてくれ。絶対に離れないって約束して」


理仁さんの目は、一点の曇りもなく私を見つめてる。


「私も、あなたがいてくれたら、どんなことがあっても乗り越えられるって思います。だから絶対に離れません」
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