世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
家族の意味
あれからすぐに理仁さんの暮らす高級マンションに結仁を連れて引越した。
大きな道路からは離れ、小さな公園も隣接していて、環境も良い。


あまりにも生活が変わったことに最初は戸惑ったけど、今は3人でいられることが嬉しくてたまらない。


結仁にはきちんと話して、理解できたかどうかは別にしても、理仁さんをパパと呼んで懐いている。
私は仕事を辞めて、結仁との時間を作ることができ、家事をする楽しみを感じていた。綺麗なアイランドキッチンで料理ができることは、幸せ以外の何ものでもなかった。


「このハンバーグおいしい。パパもおいしい?」


「ああ。結仁はハンバーグが大好きなんだな」


「うん。ママのご飯はぜんぶ好き」


ある日の食卓。
家族3人揃ってこんな時間を持つことができるなんて……
まだ夢を見てるんじゃないかと思ってしまう。
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