世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「そうだな。パパもママのご飯が大好きだ。いつか、ママは美味しいご飯のお店をやるんだ。楽しみだな」


「うん! 僕もお店のお手伝いする!」


「偉いぞ、結仁」


「ありがとう、結仁はママを助けてくれるんだね。すごく嬉しいな」


「僕、パパのことも助けるよ」


「……パパも助けてくれるのか?」


優しい眼差しで結仁を見つめる理仁さん。
何だかとっても嬉しそう。


「助けてあげる、パパ大好きだから」


目を細めて微笑む理仁さんの瞳は、少しウルっとしてるように見えた。


「結仁はママとパパのヒーローだな」


この家族の団欒を、ずっとずっと求めていたのかも知れない。
本当の幸せというものを、今、私は心から噛み締めていた。
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