世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
何年ぶりだろう、プールに入るのは高校以来かな?
あの頃はスクール水着が恥ずかしかったのを思い出すけど、このフィットネス水着は腕と膝下だけが出てるだけだし、それほど羞恥心はない。


常磐さんはいないけど、せっかくのご好意だし、今日は明るい山根さんと一緒にレッスンを楽しもうと思った。


「では、まずはゆっくりと水の中でウォーキングしてみましょう。僕に着いてきて下さい」


「はい」


1歩1歩、水の抵抗を感じながら進む。


「このウォーキングは、基本の水中運動になります。地上でのウォーキングに比べて、効率的に筋肉を使えますし、有酸素運動としては効果は抜群ですよ」


前を歩きながら説明してくれるインストラクターさんの背中がすごく大きく感じる。「どうしたらこんなに日焼けできるの?」って、変なことに意識がいってしまう。


「運動不足を感じてたので、すごく気持ちいいです」


「それは良かった。この後アクアビクスを行っていきます。ウォーキングよりもハードにはなりますが、とても気持ちいいですよ」
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