世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
フワフワした気持ちでロビーに戻ると、受付にいた女性に呼び止められ、ソファに座って待つように言われた。
しばらく待っていると、白いワイシャツと黒のスラックスに着替えた常磐さんが走って現れた。爽やか過ぎる登場と、水泳帽を脱いで一気に雰囲気が変わったことにドキドキする。
美しい瞳にかかるまだ少し濡れたままの前髪。その立ち姿に、恐ろしいほどの色気を感じてしまう。
「待たせたな、悪かった。さっき子ども達のレッスンが終わったから。またこれから本社に戻るんだ」
「そうなんですか、お忙しいですね。あの、今日は本当にありがとうございました」
もう来ない。
これで……最後。
「来てくれて嬉しかった」
常磐さんの素敵な笑顔。そんな顔されたら、決心がにぶりそうなる。
「あの、私、お支払いもせずに申し訳なくて」
「気にする必要はない。大歓迎だ」
「……本当にありがとうございました。じゃあ、私、これで失礼します」
「待って。俺、君が来てくれたら言おうと思ってたことがある」
「え?」
しばらく待っていると、白いワイシャツと黒のスラックスに着替えた常磐さんが走って現れた。爽やか過ぎる登場と、水泳帽を脱いで一気に雰囲気が変わったことにドキドキする。
美しい瞳にかかるまだ少し濡れたままの前髪。その立ち姿に、恐ろしいほどの色気を感じてしまう。
「待たせたな、悪かった。さっき子ども達のレッスンが終わったから。またこれから本社に戻るんだ」
「そうなんですか、お忙しいですね。あの、今日は本当にありがとうございました」
もう来ない。
これで……最後。
「来てくれて嬉しかった」
常磐さんの素敵な笑顔。そんな顔されたら、決心がにぶりそうなる。
「あの、私、お支払いもせずに申し訳なくて」
「気にする必要はない。大歓迎だ」
「……本当にありがとうございました。じゃあ、私、これで失礼します」
「待って。俺、君が来てくれたら言おうと思ってたことがある」
「え?」