世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「今度、君をTOKIWAスイミングスクール系列のリゾートホテルに招待したい。まだ気分転換し足りないだろうから」


「そ、そんな、とんでもないです。今日のレッスンで十分リラックスできましたし」


「いや。まだ足りない」


まだ足りない? って、それは私が決めることだと思うけど……
やっぱり常磐さんは強引だ。


「あの……これ、お返しします。私、これでも仕事とかすごく忙しいので、レッスンを続けるのは難しいです」


私は、優待券を差し出した。
でも、常磐さんはそれを受け取ることはせず、


「スクールを続けるかはもちろん君次第だ。でも……」


そう言って、一旦、言葉を止めた。


「常磐さん……?」


「この誘いだけは断らないでくれ。もう決めてるから」


真っ直ぐな視線が私に向けられてる。あまりにも強い意志を感じるセリフに、一瞬、どう返していいかわからなくなった。


「き、決めてるって、そんなこと言われても……困ります」
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