世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「双葉さんも僕を涼平先生と呼んで下さいね。これは、僕の生徒さんみんなにお願いしてることですから」


笑顔が爽やかな人だけど、結構、この人も強引な感じがする。
思わず苦笑いで「わかりました」と答えた。


「はい、皆さん。今日から新しい生徒さんが増えましたから仲良くして下さいね。双葉さんです」


「よろしくお願い致します」


「はーい。よろしくお願いします」


他の4名は、私よりあきらかに年上の大先輩達だった。ここでレッスンを受けているだけあって、みんなすごく元気だ。


「じゃあ、始めます」


涼平先生のレッスンはすごく楽しかった。
体もスッキリして、お姉様達の笑い声が心地よくて。
これなら続けられる……そう思うと嬉しくなった。


「双葉ちゃん。これからもよろしくね」


レッスンを終え、更衣室でお姉様達に囲まれた。


「こちらこそよろしくお願いします」


「ねえ、双葉ちゃん、涼平先生のこと、どう思う?」
< 69 / 192 >

この作品をシェア

pagetop