世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「え?」


「私達ね、みんなここ長いのよ。今はもう涼平先生の保護者みたいなもんでね。あの子、あれだけ男前なのに独身、彼女無しなんて寂しいじゃない。だから、この4人で『彼女』を探してあげようと思ってるの」


「本当は私が涼平先生の彼女になりたいんですけどね、さすがに68だとね」


「そりゃ無理だわ~」


「私だってあと40年若かったら立候補したのに。涼平先生が彼氏だったら人生薔薇色だったのにね~」


代わる代わる話してくるお姉様達。
みんなの豪快な笑い声が部屋中に溢れ、明るさで満たされた。


「皆さん、涼平先生のことを本気で心配されてるんですね」


「私達にとったら孫みたいなもんだからね。涼平先生は私らをいつも優しく迎えてくれる。私はその恩返しがしたいんだよ」


「私も……このスクールは生きがいですから。涼平先生にはいつも笑顔でいてほしい。あの人には何としても幸せになってもらいたいわ」
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