世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「まさか、そんな繋がりが。お父様には大変お世話になりました。とても紳士的で楽しくお話していただきました。お誕生日だったなんて知らなかったので、お祝いも言わずにごめんなさい」


あの時の素敵な人が涼平先生のお父様だったなんて。そう言われてみれば、何となく似てるかも知れない。


「いえいえ。家で、明日はTOKIWAスイミングスクールの大切な生徒さんをリゾートホテルまで送るんだって言ってたんで、せっかく行くなら食事しようと誘ったんです。それで、あなたを見かけて、すぐに双葉さんのことだって気づいたんです」


大切な生徒だなんて……
理仁さんは、私をどんな風に運転手さんに伝えたんだろう。


「そうだったんですね。それにしても涼平先生は親孝行ですね」


「とんでもないです。父には早く彼女を紹介しろって言われてるんですけど、なかなかで……何かと心配かけてます」
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