一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
せ、先輩は何がしたいんだろう……



でも、



「先輩っ」



私は先輩に駆け寄った。

来た瞬間私のことをぎゅっと抱きしめる先輩。





あはは、私も何がしたいんだろな……



「よし…行こ」


私は先輩に手を引かれ休憩室を出た。



「………、勝てそうにないな…、まぁ、できるだけやってみっかぁ……」



















そうして先輩の部屋に戻ってきた訳だ、が。



「も、……む……りっ、先輩っ…」



「……だめ、妬かせたお返しだよ」


「ん……っ、ふぁ……っは、」



「そんな声他の男に聞かせたらだめだからね、
わかった?」



「こ、こんなことするの先輩だけでっ…」



「キスマつけられてたくせに」


「急にされたから…わかんなくてっ…んっ、んぅ」


先輩のキスは止まらない。


先輩……きっと、経験多いんだ…な、



胸がぎゅっと締め付けられる。


先輩にとって私とのキスって…なに?



…………わ、私何考えて……っ、やめやめ!



この胸がズキズキする感覚が、



私にはまだ分からないままだった。


「先輩。」





ーーー



ぬるいような冷水?


fin




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