一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
私は朝貰った……っていうか渡された?手紙をポケットの中に入れて、廊下を歩き始めた。
えーと……生徒会室は…こっち?だよね
昇降口と真反対のほうだもん!
まぁ、と言っても…全部、教室まだ覚えられてないんだけど……
誰もいない廊下を淡々と進む。
その中でも、女の子の高い笑い声のようなのが聞こえた。
「………〜〜くんったらぁ……つれないっ」
「はぁ……うるさい、声。」
生徒会室の方?かな、声が聞こえる。
声的に、2人……かな。
女の人なのは……美園先輩…かな?
もう1人って……
「湊…先輩っ?」
いや、気のせいだよね。あんな声低く…ないし、、
仕事するって言って……………
でも、それって生徒会し、つじゃ
嫌な……予感がする。
心臓がドクドクと変な高鳴り。
「し、失礼……しまーす」
そう言っても中から返事はない。
ドアノブに手をかけ開く。