一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「千代華?聞こえてんでしょ、なんで2人でいんの」
いつもより冷たいその声にびくりと肩を震わせる。
「かいちょー?かいちょーはなにしてた?」
「……、仕事だけど、」
美園先輩といたくせに…
「へぇー……、女と遊ぶって言う?」
「はぁ……?お前知ってんだろ、俺の代わりにしてくれんの?」
「しらないし、やですね。好きな子を不安にさせるとか無理だし、傷つけたらやじゃないですか。俺は会長じゃないんで。」
小鳥遊くん何言って……
先輩は一度、はぁ……と、ため息をついて話し始めた。
先輩今どう言う顔してるんだろ。
「………何がいいたい。俺が千代華傷つけてるとでも?」
「……千代華の顔見てもその言葉言えんのかよ、」
小鳥遊くんはすごく低い声を出し言った。
先輩は、しゃがんだんだろう。先輩の膝が見えた。