一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「……っ、知らないっ……!!」
「……、頭冷やせっていったよね、会長。」
わかんないくらい走った。
廊下には、誰も拭ってくれない涙がポタポタと溢れるだけ。
でも、いつのまにか私は泣き疲れて寝てた。
スマホの通知なんて全部無視して。
☆☆☆
朝ごはんまともに食べれなかった。
頭ズキズキする、痛い……
フラフラと、下駄箱に靴を入れる。
「……ちよかっち?大丈夫?」「千代華ちゃん…!」
「あ、夢ちゃん……、梨花ちゃん…おはようっ」
「おはよう……って、目赤いし、フラフラしてるじゃん!大丈夫なの?」
「あー、多分?」
「千代華ちゃん…!あの、……これ!」
「……ん、どうかしたの?夢ちゃん。」
スマホを見せてくる夢ちゃん、
えーと……新聞部?