一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
涙が昨日みたいにポロポロ流れる。
周りは噂する声が飛び交う。
私、どうすればいいのっ……?
ドンっ……、
「きゃっ……!」
いたた……
誰かとぶつかっちゃった…
「ごめんなさ……」
え………っ、
「千代華。」
湊、先輩……
まさかこの人とぶつかる…なんて、
先輩は昨日の冷めた目とは違くて………、
かな、しんでる……?
「ねぇ……、千代華。俺の彼女じゃなかったの?」
じゃあ……私はいつからせんぱいの彼女じゃなかったの……?
そういいたいのを抑える。
「先ぱ……っ、「じゃ、」
行かないで……っ、
喉まで声が出てるはずなのに、いざと言う時何も出ない。
やだっ……先輩っ……
「先輩っ……、、い、…ないでっ…!」
「………」
いっちゃやだよっ…!!