一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「はいはーい、なんで会長は美園るりのといたの?」
「んーと、家。まぁ、もう庶民もどりだろーけど、」
ど、どういうこと?
「ちゃんと説明してー」
「はいはい、。美園グループは、小さい会社だっての知ってるよね、」
「うん、」
「るりのは、社長である父に四月一日家に見初められるよう言われたんだろうな、んで途中で普通に惚れたんじゃないかと」
「がちか……」
だから、彼女である…私が狙われたんだ。
引き離すために。
「まぁ、だから彼女いんの知りながらあんな事完璧と言われる跡継ぎにしたんだからまぁ、家ごと潰れんだろうな、取引終了ーってこと、ざまぁ」
「……あははっ……、いい気味だわぁ……」
優ちゃんがさっきから怖くなってない…?