一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
嫌、じゃない……、むしろ安心するし……
懐かしい感覚が………




「よし……じゃあ、行こう。」





「え?ど、どこ行くのっ……?」



「ふふっ、内緒。」




ドキ。



うっ………、、





いや、何がドキ。よ!脅されて彼女だよっ!?




ダメダメっ……!






「ん、もう片付いてるね。行くよ。」




「へ、あ………はい……っ、」



私の腕を引く手は私の手の方にするりと落ちていき、指に絡む。






な、慣れてるし………こ、恋人繋ぎ……っ、





でも、不快感は一切ない。




安心感がある。



「はい乗って?」




「…………え?」



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