一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
なんか、電話してる人…女の人だよ、ね?




「………よし、今日さ…って、どうしたの、そんなに顔膨らませて。」



「………女の人の声したもん…」



私って結構やきもち焼きなのかな。

女の人と電話するだけでやだ。



重くて嫌われたら…どうしよう。




「……、かけたの千代華のお母さんだよ。」


「……へっ?」



わ、私のお母さんっ……??


「もしかして、やきもち?かわいーね」



そう言って、頭を撫でてくる。


「そうですよ、やきもちですっ…」


ふんっと、先輩に背を向ける。



「………っひゃ…」

うなじをぺろっと舐められる。



「………っ、?いたっ……」


か、噛まれたぁっ……!?




「よし、……これで、おっけ」


「な…な…………なっ……!?」


ぺろっと舌舐めずりする先輩。



うわ……ぁ、色気が溢れて……る、っ…!


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